資金繰り表は、これから先のお金の出入りを見通すための地図です。決算書が「過去の通信簿」だとすれば、資金繰り表は「未来の天気予報」。まずは精緻さより、毎月続けられる形から始めるのがおすすめです。
まず用意したい3つの表
- 月次資金繰り表:向こう6〜12か月の入出金を月単位で把握する
- 日繰り表:月末や賞与月など、資金が薄くなる時期だけ日単位で追う
- 予実対比表:計画と実績のズレを毎月振り返り、早めに手を打つ
つくるときの順番
最初から完璧を目指すと挫折します。まずは過去3か月の通帳とクレジット明細から実績を入力し、固定費(人件費・家賃・返済)を先に置く。そのうえで売上入金の見込みを月単位で乗せていくと、資金が不足しそうな月が浮かび上がります。
続けるためのコツ
資金繰り表は「つくって終わり」では意味がありません。毎月15分でいいので、実績を入れて見込みを更新する時間を固定しましょう。ズレが出たら、その原因(入金遅延・想定外の支出など)を一行メモしておくと、翌月以降の精度が上がっていきます。
数字に裏づけられた経営判断は、こうした地味な積み重ねから生まれます。